紛争の内容
親子で自動車に乗って運転していたところ、脇道から前方不注意で交差点に進入してきた加害者と衝突する交通事故に遭い、半年もの通院を余儀なくされました。
本件は、パート勤務もしていたお子さまについての事例です。

交渉・調停・訴訟等の経過
偶然にも市役所法律相談において全くの別件での相談を受ける中で実は親子で交通事故に遭っていたことが判明しました。

一般の方が自分で保険会社と交渉を進めるのと弁護士が介入するのとではあまりにも差が出てしまうこと、任意保険に弁護士費用保険特約が付いているために弁護士費用を保険会社が負担してくれることを説明し、子の方も弁護士費用保険特約に加入していることが判り、弁護士に依頼されるに至りました。

ドライブレコーダーの映像から過失割合について意見を述べ、保険会社からレセプト資料等を取り寄せた上で、慰謝料だけではなく、パート勤務をしながらも主婦としての家事業務に制限が発生してしまったことを主張していきました。

特に本件で問題となったのは、パート勤務で一定収入を得ていたことです。
家事従事者の休業損害は認められないと保険会社は主張してきました。

そこで、最新の「民事交通事故訴訟 損害賠償額算定基準」といういわゆる赤い本といわれる最新号の下巻の裁判官の講演録を引き合いに出し、相当程度の収入がある兼業主婦であって家事従事者の休業損害は認められることを丁寧に主張していきました。

本事例の結末
最終的に、当初依頼者が想像していた金額の2倍以上もの損害賠償金を得ることができました。

本事例に学ぶこと
交通事故に遭ってしまった場合、弁護士が介入するのとしないのとで大きな違いがあります。
ぜひとも、まずは弁護士に相談ください。
本件では、最新の裁判官の議論も取り入れて丁寧に主張していくことで、依頼者にとって大きく有利な解決をすることができました。

弁護士 平栗 丈嗣