紛争の内容
本件は、A(当時10代)が自転車に乗って公道を走行中、B運転の自動車に追突され、頭部を負傷し、縫合手術を受けるとともに、全身を強打する事故が発生したものである。
Aは衝撃の大きさにより意識を一時失い、救急搬送された。
Bは事故当時、わき見運転をしており、Aの存在に気付くのが遅れたことが原因とされる。
交渉・調停・訴訟等の経過
事故後、Aの両親はBに対し損害賠償請求を行った。
当初、Bの加入する保険会社は、Aにも一定の過失があるとして示談金の減額を提案したが、A側はこれに納得せず、当事務所の弁護士に依頼をされた。
交渉により、主に、
・過失なし
・慰謝料満額(赤本別表Ⅰ)
という結果となった。
本事例の結末
事案の性質上詳細は割愛するが、Aの満足する金額で示談となった。
本事例に学ぶこと
保険会社は必ずしも被害者に有利な条件を提示するとは限らず、専門家(弁護士)を通じて適切な対応を取ることが重要である。
弁護士 申 景秀