紛争の内容
ご相談者の方は、交通事故にあわれてから数か月の間、ご自身で相手方保険会社と交渉をし、対応をされておりました。

慰謝料などについての交渉も治療のための通院を行いながらされており、かなりのご負担になっておられました。

相手方保険会社との交渉のなかで、休業損害について言及したところ、それを払うことはできない旨の回答をされ、これ以上の交渉は難しいとご判断されました。

そこで、弁護士を介入させることでなんとか解決を図ることができないかとお考えにになり、ご依頼を頂きました。

交渉・調停・訴訟等の経過
ご依頼を頂いたことで、相手方保険会社とのやりとりはすべて当事務所で行うこととなりました。

ご依頼を頂いた段階では、まだ治療が終わっておらず、お怪我についての損害額が固まっておりませんでした。

そこで、まずは本件の一番の争点であった休業損害についての交渉を行いました。

結論として、主婦としての休業損害を支払う旨の約束を取り付けました。
そのため治療終了までしっかりと通院をしていただき、通院が終わった段階ですべての損害を請求することとなりました。

本事例の結末
結論として、通院期間に応じた慰謝料と通院交通費、休業損害の支払いを受ける内容で示談が成立しました。
治療終了から２か月ほどですべてが完了しました。

本事例に学ぶこと
交通事故に遭われた場合、保険会社との対応を個人でされることはかなりのご負担となります。

また本来であれば支払われるべき金銭の賠償を受けることができなくなることがあります。

これは、事故の規模に関わりません。どんなに些細な事故でも適切な賠償がされるべきです。

交通事故に遭われた際には、ぜひ一度弁護士にご相談を頂けますと幸いです。

弁護士　遠藤 吏恭