紛争の内容

依頼者は、ウーバーイーツの配達員の業務を行っていました。
ある日交通事故に遭ってしまい、バイクが破損したことで運転ができず、業務を行うことができなくなってしまいました。
保険会社との交渉が難航し、バイクの修理まで２か月近くかかってしまい、業務ができなかったにもかかわらず、保険会社は休車損として数千円程度しか支払わないとして強気の態度しか示しませんでした。

交渉・調停・訴訟等の経過

弁護士が介入し、まずは、依頼者の休車損害の全容を明らかにするべく、直近３ヶ月分の売上データを提出していただきました。
これを基にして、稼働率を加味した、休車による逸失利益を算定し、保険会社に提示しました。
もっとも、保険会社としては、バイクの修理に時間がかかったのは全て依頼者のせいであるとして、はじめは休車損の支払を拒絶していました。
そこで、バイクの修理に至る過程を丁寧に主張していきました。

本事例の結末

依頼者が満足行く内容の損害賠償を得ることができました。
また、通院慰謝料についても、弁護士が介入したことで大幅に増額され、依頼者が当初想定していた金額を大幅に上回る金額を得るに至りました。

本事例に学ぶこと

交通事故事件においては、弁護士が就いていない場合、保険会社は非常に強気の姿勢で被害者に大きく不利な内容での解決を迫る傾向にあります。
弁護士に就いてもらい、法的に適切な主張をすることで、適正な賠償金額を得ることができます。
そのため、交通事故に遭ってしまった場合には、早急に弁護士に相談することを強く強くおすすめします。

弁護士　平栗　丈嗣