紛争の内容
運送会社からの依頼でした。従業員が、東北道の合流地点で本線を走っていたら、無理な合流をされ、事故が起きたという事件です。保険会社は、ドライブレコーダーがないことを良いことに、トラックが「スピード違反をしていた」と主張し、過失50:50を主張してきました。
交渉・調停・訴訟等の経過
弁護士特約により依頼を受けて保険会社と話合いましたが、平行線でしたので、訴訟提起としました。
本事例の結末
訴訟では、実況見分調書と、車についた傷から、合流側が無理に割り込んだ可能性が高いとされ、85:15での「和解」が成立しました。
※その他、様々な事情があり、85:15となりました。
本事例に学ぶこと
運送で使用するトラックは、事故に遭う確率も高いのでドライブレコーダーを装着しましょう。
訴訟での立証手段がないと、過失が大きくとられるケースもあります。
弁護士 申 景秀