事案の内容
依頼者の方は、右折をするために一時停止していたところ、後方から車両に追突されました。
乗っていた車両は損傷し、依頼者自身もむちうちの怪我を負いました。
約5か月が経過し、そろそろ治療も終了するという段階で、今後の保険会社との示談交渉に関するご依頼を受けました。
事案の経過(交渉・調停・訴訟など)
依頼を受けた後、保険会社に対して受任通知を送り、診断書や診療報酬明細書等の開示を受けました。
それらの資料を基に、こちらで損害賠償額の算出をしました。
本件における争点は、通院慰謝料の金額でした。
こちらは裁判所基準に基づいて計算したのに対し、保険会社はそれよりも低い金額を提示してきました。
もっとも、本件は、双方の金額の隔たりはそれほど大きなものではありませんでした。
そのため、交渉において相互に譲歩し、裁判所基準の95%の慰謝料額で合意することができました。
交渉で合意することができたため、賠償金の交渉を始めてから約1か月で、依頼者の方は賠償金を受け取ることができました。
本事例の結末
最終的に、依頼者の方は、裁判所基準に近い金額の賠償金を、短期間のうちに受け取ることができました。
本事例に学ぶこと
本件は、当初からこちらと保険会社の賠償額の違いがそれほど大きくなかったことから、依頼者の方のご意向も踏まえ、交渉において、短期間での示談を目指しました。
保険会社との賠償額の交渉につきましては、ぜひ一度弁護士にご相談ください。
弁護士 赤木誠治