紛争の内容
当方のご依頼者様が自転車で横断歩道を横断中、相手方が運転する自動車に側面から衝突され、ご依頼者様はお怪我をされました。事故当時乗られていた自転車についても、破損したため、修理が必要となりました。

交渉・調停・訴訟などの経過
当方にて人損・物損を含めて損害額を計算したところ金額は90万円ほどになりました。
そこで、当方から相手方の保険会社に対してこの金額を提示しました。
過失割合については、9:1と主張しました。
当初、相手方保険会社は、当方の提案に難色を示しました。
主に、過失割合について争点となりましたが、当方はご依頼者様から事故状況を詳細に聞取り、当方に有利なことはできうる限り主張しました。

本事例の結末
相手保険会社は当方の主張を一部取り入れ、過失割合は9:1で合意でき、およそ85万を相手方が当方に支払うという内容で示談を成立させることができました。

本事例に学ぶこと
相手方の態度が強硬であっても、交通事故の事実関係を詳細かつ丁寧に検討し、主張できることは主張すれば、こちらの請求額に近い金額で示談を成立させることができることを学びました。

弁護士 権田健一郎