紛争の内容
依頼者は自転車で走行中、自動車に衝突されました。依頼者は骨折等の重傷を負い、症状固定後に後遺障害１０級が認定されました。
これから示談交渉に入るという段階で、適切な金額で示談をしたいと考えた依頼者は、当事務所に依頼されました。
交渉・調停・訴訟などの経過
本件では、過失割合や休業損害、逸失利益など、争点が多岐にわたり、最初に保険会社が提示してきた賠償額は、既払い金を控除した後の金額で約５００万円でした。そのため、一時は訴訟提起も検討しましたが、粘り強く交渉した結果、ようやく合意可能なラインに達しました。
訴訟となった場合の時間やリスク等も考慮し、依頼者にもご納得いただいたうえで、訴訟外で示談に至りました。
本事例の結末
損害賠償額は、既払い金を除いて約１３００万円となりました。
本事例に学ぶこと
本件では、通院慰謝料や後遺障害慰謝料、逸失利益について、裁判所基準で合意することが出来ました。
重い後遺障害が残ってしまった場合には、弁護士が介入することによる賠償金の増額の余地も大きくなります。納得できる示談をするためにも、後遺障害が認められた場合には、示談前に弁護士に依頼されることをお勧めします。
