紛争の内容
依頼者の方は、運転中、加害者の車両に正面から衝突され、首と腰を負傷しました。
その後、保険会社の対応に不信感を抱き、当事務所に依頼されました。
交渉・調停・訴訟などの経過
事故日から４か月後、保険会社より治療費の支払いを打ち切りたいという連絡がありました。
この旨依頼者にお伝えしたところ、依頼者の方は、自費で通院することは難しいが、痛みが残るため治療を少しでも続けたいとの意向でした。
そのため、依頼者と相談の上、期限を区切って治療費打ち切りの延長を交渉し、最終的に延長が認められました。
また、示談交渉でも、当初提案された賠償額を大きく超える金額で示談することが出来ました。
本事例に学ぶこと
治療費打ち切りは一方的におこなわれ、また、その判断を覆すことはなかなか難しいといえます。もっとも、交渉方法を工夫することで、治療費打ち切りが延長できることがあります。今回は、期限を一定程度で区切ることで、延長に成功しました。
また、損害賠償額の提案についても、弁護士が金額の根拠を示して増額を求めたことで、当初の提案よりも大きく増額された事案でした。
