紛争の内容
ご依頼者は企業で、交差点内で社用車が事故に遭ったというものでした。事故発生から約半年間は、会社の方が相手方保険会社とやりとりをしていましたが、相手方保険会社も加害者となかなか連絡が取れず、過失割合が認定できない状況が続いていました。
そこで、当事務所にご依頼いただきました。

交渉・調停・訴訟などの経過
受任後は、弁護士が相手方保険会社とこまめにやり取りをおこないました。また、加害者の誠実な対応が見込めない可能性が高かったため、訴訟提起の準備も並行しておこないました。

本事例の結末
受任から3か月後、交渉により過失割合を100:0で解決することができ、依頼者は損害全額の補償を受けることができました。
なお、免責証書(和解書)において損害額から漏れている項目がありましたが、この点についても免責証書の内容を精査していたため、相手方保険会社に指摘のうえ、損害の完全な補償を受けることができました

本事例に学ぶこと
交通事故の加害者は、常に誠実に対応してくれるとは限りません。そうすると、保険金の支払いが遅れてしまうことがあります。
そのような場合には、訴訟提起も視野に入れて対応する必要がありますが、弁護士に依頼することで、交渉と訴訟準備を並行しておこなうことができ、可能な限り早期の補償を受けることができます。