紛争の内容
バイクを運転中、車線変更してきた自動車に衝突され、膝を負傷したという事案です。
交渉の経過
事故後、早い段階でご来所いただいたため、保険会社との交渉を一から任せていただきました。
治療の経過については、2度の手術を行い、1年以上のリハビリを継続しましたが、後遺障害(膝が痛むなど頑固な神経症状・12級)が残存してしまいました。
保険会社との交渉においては、過失割合及び労働能力喪失期間が争点となりました。
本事例の結末
過失割合については、事故類型ごとに設定される基本割合よりも有利な85対15ということで合意することができました。労働能力喪失期間については互いの主張に隔たりが存在したのですが、ご依頼者様の了解を得て10年ということで合意しました。和解金額は750万円程度となりました。
本事案に学ぶこと
裁判となればあっという間に半年からの時間がかかってしまいますので、事故に煩わされる時間や手間との兼ね合いから、納得できる範囲で合意するということも賢い選択であると思われます。