駐車スペース内での、歩行者と四輪車の事故
駐車スペース内での、歩行者と四輪車の事故について説明します。
★状況
Aの車:バックで駐車場に入る
Bの歩行者:駐車場内を歩いている
基本過失割合
基本過失割合は、90(Aの車)対10(Bの歩行者) です。
駐車場の駐車スペースは、車を停めるのと同時に人が乗り降りをする場所でもあります。したがって、常に駐車スペース内では人が行き来する可能性があります。
そのため、駐車スペースに出入りする四輪車は、常に後方の安全を確認して、歩行者がいる場合には、直ちに車を停止させる義務があります。したがって、そのままぶつけてしまった場合は、車に大きな過失があります。
一方、歩行者にも駐車スペース内では駐車する四輪車が来ることを予想し、その動きに注意する義務があります。
事故のパターン別過失割合一覧
■四輪車同士の事故
・一方に一時停止の規制がある場合の過失割合(信号機無し)
・交差点における右折車と直進車の事故の過失割合(ともに青信号)
・交差点における右折車と直進車の事故の過失割合(信号なし)
■歩行者と四輪車の事故
・青信号で横断歩道を渡る歩行者と、赤信号無視の四輪車の事故
・駐車スペース内での、歩行者と四輪車の事故
■単車と四輪車の事故
・一方が優先道路の場合