紛争の内容
事件現場は、さいたま市桜区。
依頼者は、バスに乗車していたところ、バスが後方からトラックに追突され、依頼者は、その衝撃で頸椎捻挫・腰椎捻挫のケガをされまた。
主に整骨院に通い、完治まで12ヶ月を擁しました。
交渉・調停・訴訟などの経緯
⑴ 保険会社は、12ヶ月に渡る整骨院の治療費を払いつつ、示談の話をした際は、「8ヶ月分」の慰謝料80万円(保険会社基準)しか提示しませんでした。
⑵ 不当と感じた依頼者様からご依頼があり、当事務所が事件を受任しました。
⑶ 当事務所が介入後、保険会社側も弁護士を代理にし、弁護士同士の交渉に入りました。
本事例の結末
⑴ 相手弁護士は、いまさら、「整骨院での治療の必要性に疑問を感じるので、6ヶ月分しか慰謝料は出さない。訴訟になったら、治療費も返してもらう」と主張しました。
⑵ 相手の主張が不当であること、資料を提示の上、整骨院といえども治療の必要があることを主張し、最終的に、115万円の慰謝料を獲得しました。
本事例に学ぶこと
整骨院にだけ通っているケースでは、本件のようなトラブルが多発しています。判例に照らして、治療の必要性や相当性を十分に検討する必要があると思いました。