紛争の内容
依頼者の方は、渋滞のため停車していたところ、前方不注意の後続車に追突されました。
その後、むち打ち症の治療のために約３か月通院され、症状固定に至りました。
そこで、示談交渉を依頼したいとのことで、ご相談にいらっしゃいました。

なお、依頼者の方は、ご自身の自動車保険に弁護士費用特約を付帯していました。
そのため、弁護士費用特約を利用することで、賠償金をそのまま（弁護士費用を差し引かれることなく）受け取ることができる状況でした。

法律相談において、賠償額の見通し等をご説明したうえで、示談交渉のご依頼をいただきました。

交渉・調停・訴訟等の経過
ご依頼を受けたあと、すみやかに保険会社から医療記録等を取り寄せ、賠償額の計算をしました。

まず、通院慰謝料について裁判所基準で計算しました。
また、休業損害についても請求が可能でしたので、確定申告書類をご提供いただき、計算した上で、保険会社と交渉しました。

本件では、保険会社との交渉はスムーズに進み、依頼者の方が納得できる金額に達したため、訴訟などの手続きは行わずに示談することになりました。

通院が終わってから約３か月後には、賠償金を受け取ることができました。

本事例の結末
本件では、保険会社との交渉はスムーズに進み、裁判所基準をベースとした示談に至りました。

通院が終わり、ご依頼されてから約3か月後には、約70万円の賠償金を受け取ることができました。

本事例に学ぶこと
本件では、保険会社と交渉や示談をする前に、弁護士にご相談いただいたことにより、裁判所基準に基づく賠償金を受け取ることができました。

保険会社と示談をする前に、是非一度弁護士へ相談されることをお勧めします。

弁護士　赤木　誠治