紛争の内容
Aさんは、高速道路でトラックに挟まれ、車体が潰れた際に大腿骨骨折のケガをしました。今後が不安だということで、東京海上の弁護士特約を使用して、ご依頼を受けることになりました。
交渉・調停・訴訟等の経過
2度の手術をし、リハビリを経て、2年の治療期間がかかりました。労災事故でしたので、治療費の心配はしなくて済みました。
治療後、保険会社と交渉しましたが、逸失利益で話がまとまらず訴訟に移行しました。
訴訟では、後遺障害が14級(神経症状)のため、労働能力喪失期間が問題となりましたが、当方の主張に近い10年を前提に、600万近い金額で和解となりました。
訴外である程度受け取っていたので、合わせて800万円程度の損害額になりました。
※逸失利益以外に、ボーナス減額等の難しい論点もありました。
本事例の結末
上記の通り
本事例に学ぶこと
労災保険が使える場合は、使いましょう。保険会社と無駄な争いを避けることができます。
弁護士 申景秀