交通事故における通院慰謝料について、当方の請求額のほぼ満額で示談を成立させることができたケース

事案の内容
ご依頼者間は自転車を運転中に車との交通事故に遭われ、負傷されました。
人損以外に、自転車の破損や身の回り品の破損などが物損として発生しました。

事案の経過（交渉・調停・訴訟など）
お怪我については、医師と相談の上、通院を続けていただき、およそ半年間ほど通院なされました。
物損については、身の回り品の損害は事故後すぐに計算し、保険会社と協議し、早めに支払を受けることができました。
自転車の修理費用については、当方から相手保険会社に領収書等を送付し、満額の支払を取り付けることができました。

本事例の結末
通院が終わられた後、当方で請求額を計算し、相手保険会社に提示しました。
当初、相手方は、通院慰謝料について当方提示額の90％を支払うと回答しましたが、当方が示談交渉での早期解決や通院期間の長さ等を強く主張した結果、こちらの提示額の97％を支払うとの合意を取り付けることができ、相手が当方に対しおよそ９０万円を支払うという内容で示談を成立させることができました。

本事例に学ぶこと
通院慰謝料は、交通事故の損害の中でも高額になりやすく、大きな比重を占める費目ですが、粘り強く交渉を行えば、当方の請求額の満額に近い金額で示談を成立させることができることを学びました。