後遺障害１２級１３号・紛争センターにて１０００万円を獲得した事例

紛争の内容
　　依頼者Aさん（会社員　３０代男性）は、バイクで走行中、埼玉県南区内の交差点で、前方不注意の車に追突されて転倒しました。その結果、「肩腱板損傷」の重傷を負いました。
治療が終了後、保険会社と示談交渉をしましたが、金額に折り合いがつかず当事務所に相談にいらしました。

経過
　⑴　当事務所弁護士が委任を受けて交渉しましたが、保険会社は一切検討をしてくれなかったので、「交通事故紛争センター」に示談あっ旋の申立をしました。相手も弁護士がつき、様々な争点について、お互いに主張をしました。大きな争点は、逸失利益でした。
　　というのも、Aさんは会社代表者であったので、相手は、「代表取締役は役員報酬が決まっていて、減収ということが観念できないから逸失利益はゼロ」と主張していました。
　　これについて当方は、「代表取締役だとしても、実際に労働しているのであれば、労働分の報酬が発生しているし、一人法人のような場合は、個人事業主と変わらない」というような主張を展開しました。
⑵　結論として、逸失利益ゼロ→６５０万円　まであがり、合計約１０００万円で示談しました。

本事例に学ぶこと
　　⑴保険会社から示談(損害額)の提示があったら、まずは弁護士に相談することをおすすめします。多くの場合で、提示より慰謝料や逸失利益が増額するケースがあります。
　　⑵　保険会社は色々と主張してきますが、諦めずにご相談ください。