紛争の内容
依頼者Aさん(タクシー運転手 60代)は、埼玉県さいたま市大宮区内の道路で運転中、渋滞中に後ろから追突をされました。幸いにも頚椎捻挫だけの傷害であり、骨折はありませんでした。その後、約6ヶ月治療をして、保険会社から損害賠償額の示談の提示がありました。
経過
Aさんは、慰謝料の金額が正当かどうか知りたいとのことで相談されました。
分析の結果、保険会社の提示は、慰謝料が「赤本」(裁判基準)に満たない数字で少なくなっていました。赤本基準ですと、6ヶ月の治療で、89万円(MAX)となりますが、保険会社の提示は、35万円でした。どうやら、治療費が高くなったため、自賠責の範囲内120万円におさめるために調整したようでした。
そこで担当弁護士はすぐに保険会社と、「赤本基準」で交渉を開始、ほぼ満額での回答を得ました。
本事例に学ぶこと
保険会社から示談(損害額)の提示があったら、まずは弁護士に相談することをおすすめします。
多くの場合で、提示より慰謝料が増額するケースがあります。